映画「共食い」

なんともいえない空気。

今話題の俳優、菅田将暉主演の映画「共食い」。原作は芥川賞を受賞した田中慎弥氏の小説です。菅田くんは当時かけだしだったので芥川賞が原作だからということで話題になったような気がします。内容はなかなか重めでした。なんとなく性に関する話だとは知っていましたが、ここまで男はヤりたい生き物なんだよ、みたいなメッセージが強いとは思っていませんでした。父親殺しの作品ではありますが、殺すのは主人公の遠馬ではありません。彼は自分の中に暴力をふるい、様々な女をひっかけまくる父親の姿をみます。血は争えないとは言いますが、嫌いな人に似るのって心底いやですよね。またこの映画では女性の強かさも描いていると感じました。田中裕子演じる遠馬の母親、仁子さんはとても強い人(いろんな意味で)だし、遠馬の彼女も最後には快楽に溺れていくし、父親の愛人の琴子も散々殴られているくせに「まぁくんが殴りたいなら手加減するなら殴っていい」という。女も男も弱く強い生き物なのだと実感させられる映画でした。好きか嫌いかと聞かれればどっちでもないそんな映画です。

キャッチコピーは「母さん、なんで僕を生んだのですか?あの男の血をひく僕を―――」

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